サクソニア 102.001

ランゲ＆ゾーネの主要コレクションのひとつである「サクソニア」は、ブランド発祥の地であり、現在も時計製造の拠点となっている「ザクセン」を意味し、1994年のブランド復興から継承されているブランドの原点とも言えるコレクションです。
「トゥールビヨン・プール・ル・メリット」「ランゲ1」「サクソニア」「アーケード」の4モデルで展開された復興コレクション。
トゥールビヨン・プール・ル・メリットを除く、3モデルに関してはソリッドバックが採用されている点が初期モデルの大きな特徴です。
本モデル「サクソニア・Ref.102.001」は、小ぶりな時計ならではの優れたデザインと前述のソリッドバック仕様の初期モデルとなっております。
34mmのYG製ケースは、ベゼル・ミドルケース・ソリッドバックの3ピースで構成されており、全体を艶やかなポリッシュ仕上げ、ミドルケースにサテンを組み合わせた控えめながらも高級感のある仕上がりです。
ダイヤル上部には同社を象徴するアウトサイズデイト、下部には大きなスモールセコンドを配し、これらを隔てる様に3時位置から9時位置にかけてブランドロゴを大胆にプリントした凝縮感のあるデザインが魅力です。
搭載される「Cal.911.3」は、アーケードにも搭載されている長方形の手巻きムーブメントとなっております。
ワンモデル・ワンムーブをモットーとするランゲ＆ゾーネですが、復興初期ならではの合理的な側面が垣間見える点も今となっては魅力のひとつとなっています。
本モデルは1994年から1997年のわずかな期間のみ生産されたランゲファンにとって魅力的な要素を多く備えたモデルです。