コスモグラフデイトナ 16520 ポーセリンダイヤル R8シリアル 1988年製 付属品フルセット

手巻きデイトナの最終世代であるRef.6263とRef.6265が生産終了なった同年の1988年に、ロレックス初の自動巻きクロノグラフとしてRef.16520はデビューしました。ポーセリンダイヤルはRef.16520の最初期のみに存在するRef.16520にとってのMk1ダイヤルです。以降の通常の白文字盤とは異なる透き通った様な乳白色と、若干ピンクがかった”DAYTONA”表記、加えて文字盤上のCHRONOGRAPH表記が一段下った”段落ち”や”フローティング”など表現される特徴を持っています。Ref.16520がR7番ごろからスタートしていることからも判るように、ポーセリンダイヤルはR品番後期からL品番初期までにかけて分布していますが、該当するシリアルレンジであっても必ずしもポーセリンダイヤルである訳ではありませんので、流通した期間が最初期の1年未満で、その内全てがポーセリンではないといった状況から、実際に流通した本数が極めて少なくその貴重性は想像に易いと言えます。
更にこちらの個体の様に付属品フルセットで市場に出ることは大変に希少です。実際に有名オークショニアで出品されたポーセリンダイヤルのシリアルナンバーはR7、又はR8が多いのも事実です。ポーセリンを狙うなら、コンディションや付属品の状況はもちろんですが、シリアルナンバーにも拘りたいところです。
本個体はシリアルナンバーR8XXXXXで、クラスプコードもMであることから1988年頃で年式的な整合性が一致します。シングルロック20mmオイスターブレス78360、フラッシュフィット503が装着されており、ベゼルはこの時期の特有の200タキ表記でこちらも整合性は一致しています。
付属品の小冊子の最終ページ記載の年式も1988年で一致しており、更にこの時期のデイトナ用小冊子は”ROLEX COSMOGRAPH”の文字が白いのが特徴です（後年は文字が金色です）。外箱は月面クレーター柄で16520のシールがあります。保証書は販売日付は未記入ですが米国ハワイ、ホノルルのDFSの販売店スタンプされています。
自動巻デイトナRef.16520のコレクターズアイテムの中では別格の存在であるRシリアルのポーセリンダイヤルをフルセットで入手出来るこの機会をお見逃しなく。